ベントナイトクレイのパウダーの効果に惹かれ、再度ベントナイトクレイパウダーを購入しょうと調べてみると、ベントナイトクレイの種類、産地、色等どのベントナイトクレイを選んだら良いのか迷ってしまいました。産地、色、効能、副作用まで調べてみました。
アメリカ産ベントナイトクレイが優秀?ベントナイトクレイの産地は

ベントナイト鉱は、アメリカ、ヨーロッパ、中国やインドなど世界各国で輸出されています。
アメリカ 30%。
イタリヤ 8%
オランダ 7%
ギリシャ 6%
トルコ 6%
中国 5%
インド 4%
インドネシア 3%
上記を見てわかる通り、ベントナイトクレイの30%はアメリカ産だということがわかります。
※アメリカ産ベントナイトクレイは緑っぽいグレーです。
↑こちらは飲用されている方が多いですね。
ただネットで探してみると、インド産ベントナイトクレイがよく目に付きます。
※インド産は茶色いです。
びっくりしたのはインドネシア産、中国産です。
※インドネシア産は白っぽい薄緑ですね。
ヨーロッパもアメリカに続くベントナイトクレイの産地ですね。
※ヨーロッパ産ベントナイトクレイは濃いきれいな緑色をしています。
ベントナイトはスキンケア、デトックスのための飲食だけではなく、土木分野や、農業分野、放射線廃棄物処分分野で活用されています。
ベントナイトクレイの種類は大きく分けて2種類
ベントナイトの主成分のモンモリロナイトは、水を吸収すると元の体積の数倍に膨らんでしまう特徴があります。
カルシウムベントナイト
カルシウムベントナイトは、特にカルシウムの陽イオン交換容量が高いため、カルシウム不足の現代人に有益なクレイと言われています。
カルシウム等のミネラルを効率的に補給してくれ、吸着、吸収力に優れています。
ただ、カルシウムベントナイトは、産出量は少ないです。
食用のベントナイトは、このカルシウムベントナイトです。
スキンケア用品でも一般的に使われるのは、カルシウムベントナイトですね。
ナトリウムベントナイト
ナトリウムベントナイトは工業分野、土木関係分野でよく利用されています。
ナトリウムの陽イオンを多く含むベントナイトといわれています。
カルシウム型より有害物質を吸着する力が強いです。
カオリナイトが普通肌、乾燥肌タイプの人に向きですが、ベントナイトクレイは吸着性が高いので、脂性肌、オイリー肌向きです。
ナトリウムのベントナイトクレイはまさにオイリー肌向けです。
気をつけていただきたいのは、カルシウム型ベントナイトクレイよりも、ナトリウムベントナイトクレイのほうが、アルカリ度が高い、pHが高いです。
そのまま精製水とベントナイトクレイだけでのパックした場合、肌への負担が強すぎる可能性があります。
またペットを飼っている方はご存知かもしれませんが、猫のトイレの砂にもナトリウムベントナイトがつかわれています。
クレイ療法、クレイセラピーとは
ヨーロッパではクレイ療法、クレイセラピ、ーと呼ばれる自然療法が生活に根付いています。
クレイセラピーとはクレイを利用してリラクセーションやヒーリングを行う自然療法です。
クレイと体の対話により、人間が本来持っている力、免疫力を活性化する太古から伝わる自然療法で、ヨーロッパやオーストラリアで生活に根付いています。
ヨーロッパのハーバルショップ漢方のお店や、薬局ではクレイが手軽に手に入ります。
クレイセラピーは、日本や中国での漢方療法、スリランカやインドの伝統的医学のアユールアーユルヴェーダと同じように、生活の一部として根付いています。
またフランスの病院やクリニックでは、治療としてクレイセラピーが行われています。
ベントナイトクレイの使い方、副作用、注意点
スキンケアの一環として、ベントナイトクレイパウダーを精製水や、牛乳、はちみつ、またエッセンスオイル等と混ぜて使うのが一般的とされています。
ただこのベントナイトクレイパックは、他のクレイよりも強力な吸着力があります。
クレイを水だけで混ぜると、5分10分でカピカピに乾燥してしまいます。
乾燥するまで肌に乗せておいた場合、肌の水分までも吸収してしまいシワができてしまう場合もあります。
そのためベントナイトクレイパウダーに化粧水や、ひまし油、エッセンシャルオイルなどをパックに混ぜて、乾燥するまでの時間を伸ばすことが大切です。
よくベントナイトクレイに、アップルサイダー、リンゴ酢を混ぜて使用してくださいと言われるのは、PHの高さ、肌への負担を軽減するためです。
デトックスのためベントナイトクレイを飲む場合、膨潤性が高いため、便秘など消化管を詰まらせる恐れがあるので注意が必要です。
最初は試しにコップ一杯の水に、小さじ一杯のベントナイトクレイを入れて混ぜ、クレイが溜まっている下の部分以外の上の水だけ飲んでみて下さい。
特に便秘など症状が現れない場合、続けて飲んで見るようにしてみましょう。