パラサイトシングル世代への警告、40代、50代、未婚女性

パラサイトシングル世代への警告、40代、50代、未婚女性

パラサイトシングルという言葉を聞いたことはありますか?パラサイトシングルとは40代、50代になっても親元を離れず、同居し暮らす未婚の男女のことを言います。特に日本ではバブル崩壊後に就職した男女のことを言います。

パラサイトシングルが増えた社会情勢

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バブル崩壊後を経験した人ならわかるかもしれませんが、バブル崩壊後就職するにも親のコネがないと就職出来ない経済情勢でした。

就職率の低さ、給料の低さなどから就職しても親元を離れず、ずっと親と同居しシングルのまま生活を続けざるを得ない状況だったのです。

銀行関係、一般有名企業なども親のコネがないと入社試験も受けられない状況でした。

親のコネで入社試験を受け、その中で勝ち抜いた数名が無事入社できる狭き門の時代だったのです。

そんな就職もままならなかったパラサイトシングル達は、就職後も経済的に親と同居するしかありませんでした。

また就職できず、契約社員、派遣社員、バイトなどで食いつないでるパラサイトシングルも、当時はたくさんいました。

そんな経済状況も相まって、パラサイトシングルはどんどん増加をしていったのです。

そんなパラサイトシングル世代の何人かが最近、事件を起こし社会問題になっています。

そこで政府もやむを得ず、重い腰を上げパラサイトシングルの支援に乗り出しました。

パラサイトシングルが増えている日本社会

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日本政府はこれ以上パラサイトシングルを増やさない様、ここ一年で急にパラサイトシングル世代を支援する政策を打ち出してきました。

それは昨今のパラサイトシングルが事件を起こした背景が、引き金になっています。

何故日本政府は、もう少し早くパラサイトシングルの救援に乗り出さなかったのでしょうか。

今日本政府は、これ以上パラサイトシングルを増やすまいと、ここ数年間でパラサイトシングル世代の雇用を増やそうと躍起になっています。

ただ就職氷河期時代、苦労を用いられたパラサイトシングルは今すでに40代になっています。

日本政府は今から支援してもあまり効果が期待できないことに、気がついているのでしょうか。

30代なら政府の緊急就職支援などで学び、いい会社に転職など方向転換や修正が可能だったかもしれません。

現在40代になっているパラサイトシングルに政府は緊急支援をしても、あえてこの年から転職活動をしようとは誰も思わないのではないでしょうか。

40代で一から若者に混じって勉強する、また自分より年下の上司から命令を受ける事なんて、出来ないのではないでしょうか。

また企業側もあえて40代のパラサイトシングルを、採用するはずもありません。

パラサイトシングルが増えているのは日本だけ?日本のお隣韓国も

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いや、お隣の韓国、イタリア、ギリシャ、スペイン、ポルトガルなど経済情勢があまりよくない国もまた、パラサイトシングル問題が浮上しています。

特に韓国はここ何年か経済不況に見舞われています。

40代から50代の男女が現在転職活動をしても、正規社員になるのはとても難しいといわれています。

そんなパラサイトシングルの男女は、韓国でパート社員、派遣社員、契約社員など非正規で働かざるを得ない状況が続いています。

また非正規であっても就職することが難しい程、経済情勢が悪化しております。

お隣の国韓国は、日本よりも経済状況が悪化しているため、韓国では就職先が見つからず

海外で働く事を一時的に選ぶ男女が多いです。

韓国のパラサイトシングルも日本と同様、経済的な理由で親と同居生活を送っています。

そうです。

日本のお隣韓国も、私達日本と何ら変わりがない経済状況を背景に、パラサイトシングルが増加中です。

いや日本よりも韓国のほうが経済的には厳しい状況です。

韓国はオリンピック特需も終了し、一時的に回復した経済も、現在また以前のように悪化しつつあります。

パラサイトシングルが増えたもう一つの要因

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パラサイトシングルが増えているのは、日本のこのような経済不況や社会情勢、背景だけが原因でしょうか。

いや、それ以外にパラサイトシングル世代の親の影響もあるのではないでしょうか。

また日本の地域的に伝統となっている、親世代との同居に関しての文化も問題の一因です。

様々な要因が重なり合って、増え続けているパラサイトシングルを作っている原因を見ていきましょう。

パラサイトシングルが増えたもう一つの要因は、子離れできない親

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パラサイトシングルが増えた要因は、日本経済の衰退の他に、子離れできない親の存在も背景にあります。

親は、バブル崩壊後会社に就職できなかったパラサイトシングルを養護しています。

40代になっても一緒に住んでくれる子供が、かわいくて可愛くてしかたがないのです。

パラサイトシングル世代の親も、一人で家にいても寂しいため、子供との同居をやめようとはまったく考えていません。

子供を溺愛している親の影響もまた、パラサイトシングル増加の原因でしょう。

生活水準を落としたくない東海地方のパラサイトシングル

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東海3県はパラサイトシングル率が高い地域になります。

東京は地方から人が集まってきて、親元を離れて暮らすライフスタイルが一般的ですが、それとは対照的に、東海3県は地元志向が強いといわれています。

親元を離れず就職し結婚するまで親と同居をしながらお金を貯める、パラサイトシングル率が非常に高い地域となっています。

バブル崩壊までは、地元志向が強く、親と同居し倹約して結婚資金を貯めるパラサイトシングルも、特に問題視されていませんでした。

ちゃんと皆結婚して、パラサイトシングルを卒業していたからです。

問題はバブル崩壊後、雇用がなく正社員として就職できなかったパラサイトシングル達です。

経済的不安から現在も親元を離れることができず同居を続け、尚且つ経済的理由で現在も未婚のままパラサイトシングルを続けています。

現在も親と同居している40代、50代のパラサイトシングル達は、今後も未婚のまま親との同居を続けていくことになるでしょう。

パラサイトシングルが増えた結果、日本は経済的に不況に陥っていく未来が待っている

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パラサイトシングル世代が40代、50代になっている現在、親と同居をし続けているパラサイトシングルの存在で、衰退していく産業があります。

またパラサイトシングル世代が増えていく一方、本当の根っこにある問題は、今後10年以内に確実に表面化していきます。

不動産産業、自動車産業など、パラサイトシングル世代の増加によって不況に陥っていく日本経済

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結婚しないパラサイトシングル世代は、結婚式を行う予定はありません。

よって結婚関連の企業はどんどん減っていくでしょう。

結婚しないパラサイトシングル世代のため、需要が減っていく産業は他にもあります。

パラサイトシングルは経済的に余裕がないため、車を持つことを諦めます。

また、両親と一緒に生活をしているので特に居住費はかかりません。

家具、家電製品も家にあり必要ではないので、需要が減っていきます。

通常であれば結婚し新しい家庭を築くため家を買っていましたが、パラサイトシングルは未婚のままなので、特に家は必要ありません。

その結果、今後はより不動産産業が衰退していく懸念が出ています。

この様にパラサイトシングルが増えていくと、日本は経済的にも消費がどんどん低迷していく懸念があります。

将来未婚を続けていくパラサイトシングル、少子化問題も直面

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将来ずっと未婚を続けていくであろうパラサイトシングルが増えていくと、老々介護問題が表面化していきます。

少子化問題はもう既に表面化しています。

パラサイトシングル世代が生涯未婚で子供を持たない結果、その分子供が減っていきます。

その結果、60代以上の人口が増えていき、子供一人に対する60代以上の大人の割合は非常に高くなっていきます。

もう後10年もすれば、老々介護問題が新たに浮上してくるでしょう。

そしてパラサイトシングル世代も60代を迎え、その親は80代、90代に突入し、老々介護問題はどんどん深刻化していくでしょう。

もっと怖いのはパラサイトシングル世代の親が亡くなった後だということは、誰もが口を大にして言いませんが、暗黙の了解になっています。

資金源がなくなったパラサイトシングルを助けるのは、日本政府となります。

少子化で年金問題が現在浮上しているのは、そんなパラサイトシングル問題も関係があるでしょう。

日本政府は20年前にパラサイトシングル世代への緊急支援を行わなかった結果、10年後そのパラサイトシングルのためにお金を返還することになります。

またそのお金がどこから出てくるのかといえば、若い世代の年金、税金などからです。

今政府がマイナンバーを躍起になって進めようとしているのは、裏では個人の資産を管理し、どれぐらい資産があるのかを把握したいのではないかと言われています。

パラサイトシングル世代の未婚男女ができること

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パラサイトシングル世代の40代未婚の男女が今できることは何なのでしょうか。

パラサイトシングル世代の未婚の男女に待ち受けている近未来は、親の介護です。

ただ、親は自分の介護の費用をきっとちゃんと貯めているはずです。

そして政府もまだ資金に余裕はあるでしょう。

これから10年ぐらいは問題はないかもしれません。

10年後親の介護を始めたパラサイトシングル世代の未婚の男女に待ち受けているのは、精神的なストレス、鬱病との闘い等、負の要素が多いでしょう。

パラサイトシングルは、自分の親の介護費や、親を養っていく経済的な蓄えはあるのでしょうか。

親の死後、一人で行きていける預貯金はあるのでしょうか。

おそらくないのではないでしょうか。

親の介護問題などを一緒に手伝ってくれる人生のパートナーも、またいないのが現状でしょう。

一度パラサイトシングル世代の男女は、今後10年後の自分の人生について考えてみてもいいでしょう。

あなたにとって今後、いちばん大切になってくるものは何でしょうか。

その大切なものを、今現在あなたは持っているのでしょうか。

今パラサイトシングルにとって、人として何が一番大切なのでしょう。

 

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