日本人がマレーシアで働く事は学歴がないと難しい?新卒や40代の場合も難しい?と言われていますがどのような理由で難しくなっているのでしょうか、マレーシアでの就労ビザ、就職の実態をみていきましょう。

マレーシアでの就職日本人、就労ビザの実態
2019年になり、マレーシア政府が動き出し、マレーシアで外国人が就労ビザで仕事をするのは難しい実態が浮き彫りになってきました。
2010年当時、マレーシアで働くことは比較的楽で、日本人であれば就労ビザ取得にあまり時間はかかりませんでした。
2018年から、マレーシア政府は、マレーシアで働く外国人(日本人も含め)の締め出し政策を施行してきました。
私達日本人のマレーシアでの就業ビザも、他の国々の方と同じようにどんどん厳しくなってきています。
多国籍な人達が共存して暮らす国、マレーシア就職の実態
マレーシアに長く住んでいると、マレーシアは多国籍な人達が共存してするんでいる国だということが分かります。
建設業、飲食業では、ネパール人、パキスタン人、バングラデッシュ人等色々な国の労働者で構成されています。
もしその人たちがいなくなると労働者を安い賃金で雇うことが難しくなり、マレーシアはどうなってしまうのでしょう。
まずマレーシア政府は第一に2019年3月31日までに、上記の国の人たち、主に製造業の人達をマレーシアから追い出す政策を打ち出してきました。
そしてその後、就労ビザを取って働いている外国人労働者、イラン人、アフリカ人、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム等の英語スピーカー(給料5000リンギ以下の外国人労働者を規制する政策に移るそうです。
台湾の二の舞?マレーシア政府が外国人労働者に対し厳しくなりつつある実態
これはマレーシア政府が、台湾などが現在直面している中国人に経済を乗っ取られている状況を危惧し、それを避けたいがために打ち出してきている政策かもしれません。
台湾で現在問題になっているのもマレーシアと同様、多くの中国人が台湾にやってきて働いており、現地の台湾人が職を奪われているためです。
マレーシア政府も、台湾と同じような状況になるのを防ぐため、私達日本人も含め、外国人締め出し政策を強化している模様です。
ここ数年マレーシア経済がよくないのは、そんな私達日本人も含め、外国人労働者がマレーシアに増えたため、マレーシア人の職を奪っているからかもしれません。
マレーシアで日本人は就労ビザ取得が難しい実態
どちらにせよ、マレーシア人と結婚していない労働者(就労ビザが必要な日本人)は、マレーシアで就労ビザをもらい、住む事は難しくなっていきそうです。
もうマレーシア人の方と結婚するしかないのが実態?
ニュージーランドや、オーストラリアのように私達日本人もマレーシアに長く住もうと考えた場合、
現地の方と結婚するしかない時代も、そう遠くないかもしれません。
これから10年間でマレーシアで日本人が働く環境は、さらに厳しくなっていくでしょう。
今のアウトソーシングの会社は、インドネシア、フィリピンなど賃金が低い国、就労ビザの条件が厳しくない国、税金が少ない国などに移行していくでしょう。